(開催期間:2025年11月24日(月)〜11月25日(火)/会場:Poznań International Fair, ポーランド・ポズナン)
ポズナンで開催された市民防護・民間防衛専門展に出展しました
2025年11月24日(月)〜25日(火)の2日間、ポーランドの国際見本市会場で開催された「PROTEGA 2025(International Fair of Solutions for Civil Protection and Civil Defence)」に出展いたしました。
今年が初開催(第一回)となる展示会であったため、事前情報や想定来場者数など不透明な点も多い状況でした。しかし、実際の会期では多様な来場者が集まり、新規の展示会ながらも活発な交流が行われました。
本展示会は、自然災害・CBRNリスク・インフラ事故・火災・救難活動など、幅広い危機管理・市民防護分野のソリューションが集まる国際展示会です。特に シェルター関連企業も多く出展しており、欧州におけるシェルター市場の存在感と関心の高まりが明確に感じられました。
近隣諸国の情勢を背景に、シェルター業界への新規参入を積極的に検討する企業も多く、来年以降の市場拡大について前向きな見通しを語る出展者が多かったことも特徴的でした。
弊社ブースにもポーランドを中心に防災・民間防護関係者やシェルター関係の企業など、多くの方々にお越しいただき、製品説明を通して国際的な視点も踏まえた意見交換を実施しました。
出展製品:「ATバリア150」「ATバリアLITE」

今回のPROTEGAでは、CBRNE(化学・生物・放射性物質・核・爆発物)を含む広範な有事に対応した災害用換気システム「ATバリア」シリーズを展示いたしました。
ヨーロッパでは、市民防護(Civil Protection)および自治体の危機管理体制の強化に合わせて、シェルター設備や避難スペースの品質向上が重要視されています。それに伴い、シェルター用の換気システムの必要性が高まっています。
そのため「ATバリア150」の性能や、「ATバリアLITE」の可搬性・柔軟な運用性に特に高い関心が寄せられ、空気浄化分野における日本製品の信頼性についても多く評価をいただきました。
ポーランドにおいても「日本製は高品質で信頼できる」というイメージが強く、日本製であること自体が製品価値を高める要素として捉えられていました。
実機デモンストレーション

ブース内では、多層構造のフィルターユニット構造の解説とともに、空気循環の仕組みを紹介しました。
「シェルターでの導入を想定した取り扱いの容易さ」
「シェルターに限らず、避難所での悪臭除去やクリーンルーム化への対応」
「欧州の防災・民間防護システムとの適合性や取得が求められる認証」
など、具体的な運用を想定したやり取りを行うことができ、各来場者との踏み込んだ会話も行われました。
来場者の声と反響

来場者からは、
「シェルター運用に必須となる空気浄化技術としてATバリアは非常に有望」
「自治体備蓄や防災拠点の装備としても適用範囲が広い」
「欧州市場向けのモデル展開にも期待できる」
など、多くの肯定的な声をいただきました。
特に シェルター業界が活性化している流れの中で、空気換気システムへの需要が高まる可能性が強く示唆されたことは、今回の展示会で得られた大きな成果といえます。
小規模展示会だからこその商談機会

PROTEGA 2025の出展社数は 約80社前後と比較的小規模な展示会 でしたが、この規模感だからこそ、出展社間や来場者との距離が近く、密度の高い会話が生まれました。
弊社製品に対して、
「代理店として取り扱いたい」
と具体的な商談意向を示す企業も複数あり、会期中にその場で詳細な打ち合わせを行うこともできました。
大規模展示会とは異なり、落ち着いた環境で時間を確保しながら、実務的な対話ができた点は非常に有意義でした。
今後の展開
今回の出展で、ポーランドに限らないヨーロッパ諸国でのニーズのヒアリングをすることができました。プロテクトアーツ株式会社は、そのヒアリングをベースに、性能向上や国際展開の加速を進めてまいります。
今後も、防衛・防災・民間防護の領域で、 「社会の安全と安心を支える換気技術・フィルタリング技術」 を世界に向けて発信してまいります。
展示会概要
展示会名:PROTEGA 2025
英語名称:International Fair of Solutions for Civil Protection and Civil Defence
会期:2025年11月24日(月)~11月25日(火)
会場:Poznań International Fair(ポーランド・ポズナン)Hall 7A / 8A
展示会公式サイト:https://targiprotega.pl/en/